映画『ココロ、オドル』は沖縄慶良間諸島の美しい自然を背景に、不器用ながらも愛を求める3組の家族の物語を描いたオムニバス映画。SSFF & ASIA 2015「ジャパン部門」優秀賞、LA 映画フェスタ・コンペティション「ゴールデン・ジパング賞」を受賞した短編映画『こころ、おどる』の長編化作品です。

映画『ココロ、オドル』(96分)

監督・脚本:岸本司
出演:尚玄、吉田妙子、ダニエル・ロペス、仲宗根梨乃、仁科貴、池間夏海、加藤雅也
製作・配給・著作:ファンファーレ・ジャパン
素材:DCP、ブルーレイ

Introduction作品紹介

第一話:『夫婦になれない男と女』

座間味島の民宿「満月荘」に、外国人カップルのメグ(仲宗根梨乃) とクリス(ダニエル・ロペス) がやってきた。日本語が通じない2人を、英語が通じない民宿のおばぁ(吉田妙子) と孫の雄飛(尚玄) が出迎える。話せない中でも意思の疎通をはかり、島に馴染もうとするメグに対し、終始不機嫌なクリス。互いにすれ違ったまま、島での日々を過ごすのだが、実はメグにはある秘密があった。

第二話:『心の通じない親子』

兄夫婦に息子(普久原ローサ) を任せ、5年も音沙汰のなかったヨシヤ(仁科貴) が、恋人(赤嶺かなえ) を連れて帰ってきた。息子を引き取りたいと懇願するヨシヤだが、実は横領罪で追われる身であった。満月荘のおばぁと雄飛は、2人を温かく受け入れるのだが、放って置かれた息子や育ての親である兄夫婦は穏やかではいられない。 人生をやり直したいヨシヤの願いは叶えられるのか。

第三話:『家族になれない父と娘』

サバニ職人の夏樹(加藤雅也) は、妻が不倫相手の竹一と島から出てしまい、娘(池間夏海) と2人だけの生活を始めることになる。しかし父と娘の距離は余りにも遠く、関係はギクシャクするばかり。そんな折、竹一がひとりだけ島に戻ってきた。そして娘の引き起こしたある事件のために夏樹は竹一と対峙することになる。

from Director監督のコメント

「慌ただしい日々の生活から離れて、沖縄独自のロケーションが生み出す南国の世界にどっぷりと浸って欲しいとの思いで本作を撮りました。その小さな島ではファンタジーがまだ失われていないようです。勿論、現実は厳しく綺麗事だけでは乗り越えることは出来ないかも知れないし、ファンタジーは軽蔑すべき嘘かも知れません。
しかし見方を変えればそれは力になると思います。本作を観たあなたが、笑いながらも今よりもほんの少しだけ人を信じる気持ちが芽生えたのなら嬉しく思います。
どうぞ映画館で心地よい南島旅行を楽しんでください」