近未来のフランス。
愛の無いセックスで感染し、死に至る病が蔓延している都市。
主人公の青年アレックスは恋人のリーズといるときも、虚無感を抱えて生きていた。
そんな生活に嫌気が差し何とかして生活を変えようと一人電車に乗り込み、父親の友人マルクを訪ねる。
そこには、マルクの恋人アンナという美しい女性がいて運命を感じ愛するようになっていく。




昨日、突然見たくなったレオス。カラックス。
お昼休みを利用して、レンタルショップへ。
「ボーイ・ミーツ・ガール」「ポンヌフの恋人」との3部作というのは知っていたのですが、一作目と思い込んで借りたこれがまさか2作目だったとは。
出鼻をくじかれた感は否めないが、始まってからはそんなこと気にならなかった。

なるほど「ジャン=リュック・ゴダールの再来」というわれる所以は、ひしひしと伝わる芸術作品。

カメラワーク、色使いが兎に角、素敵だった。

唐突なシーンの切り替わりは、まるで頭の中を覗いているような感覚。
人間の頭って、たとえば靴を履いて出かけるとき「外寒いかな・・・」という考えと「今日は足が浮腫んで爪があたるな・・・」というような考えが同時に浮かんだりすると思うのですが、まさにそんな頭の中を覗いた感覚になりました。


あと、ジュリエット・ビノシュとジュリー・デルピーの可愛くも儚げなあの感じは、もう芸術的。
とくにジュリエットの美しさは、当時恋人だったカラックスにしか撮れないのではないのではないかという美しさ。
アレックスが大好きだった少女役のジュリー・デルピーがラストシーンでバイク乗って現れるシーンは少女から自立した女性に見えてかっこよかったなぁ。