1943年、ナチスドイツの支配下にあったフランス。
二人の妹と共に児童施設にかくまわれていたユダヤ人少女ファニー。
そこでの生活の平穏な日々はなく、密告者の通告により、施設を移動することになったが、そこもまた密告者によりドイツ兵の手が迫っていた。
子供たちはっまた別の場所へと列車で移動をするが、大人とはぐれてしまった。
頑固な性格のファニーは子供たちとまとめる役になり、子供たち9人だけで、スイスの国境を目指す。




実在の女性・ファニー・ベン=アミの自伝を元に描かれた物語。

この戦争という状況下の中、子供の目線で不条理を描いている。
難しい表現はなに一つなく、子供の純粋な目線でただただ不条理を描いている。


自分達は何も悪いことをしていないのに、なぜ逃げなきゃいけないのだろうという、困惑の表情が画面いっぱいに広がっている。
「ユダヤ人が悪いことなら、やめちゃえばいいのに」というユダヤ人の小さな子供がいうシーンがとても印象的。

他にも、切迫した状況に変わりはないが、草原でかけっこ、川で水を掛け合ったり、と微笑ましいシーンも同じく印象的。

また、フランス、スイス国境近くの山間は絶景で戦争中ということを忘れてしまいそうになる。


原作者、ファニー・ベン=アミはインタビューで本を映画化することを許可した理由を、
「わたしが子供だったころと、同じ雰囲気を感じるから」と何度も言っていた。