フィンランド映画祭にて。


上映後、プロデューサーのヤニ・ペセさんのティーチングがあった。
このティーチングがなかったらもしかして、ここには書いていないかもしれない。

上映前にヤニさんは、「皆様観たままに受け取ってくだされば・・・」とおっしゃっていたのですが、やはり作り手のお話を聞くのはとても貴重だし、楽しい。

そんな機会に恵まれて、よりこの映画がいい思い出になりました。
あ、決して明るい映画ではないのだけど、ヤニさんが上映後ニコニコと笑いながら話していらしたのが印象的でわたしにとっては、そこまで暗い印象の無い映画に思えた。


主人公のヴェイヨ、彼を好きになる看護師、物語の中では悪役のいわゆるネオナチの少年たち。

どの人にも共感しがたいものがわかりやすくあり始めは入り込めずにいたのですが、この「自分が決めたルール」のようなものって自分にもある。と気がついてからハットとして映画の見方が変わってきた。

他人からみれば「なぜそんなことに拘るのか」と疑問に思われることでも、本人は至って真面目にその「自分が決めたルール」を守っている。それが自分を苦しめているとも知らない場合がほとんどで。


「ペット安楽死」という少々ショッキングな邦題に引っ張られてしまいますが、わたしはそんな人間の哀愁を感じた映画でした。

ヤニさんの説明がなければ知りえなかったことがたくさんあり、上映前、上映中、上映後、どれをとっても素敵な時間を過ごさせてもらいました。
それにしても、質問される方ってすごいなぁと感心してしまった。
わたしにはあんな的を得た質問は出来ない・・・

なんといっても、通訳の女性の方の日本語が、日本人より上手な日本語。
そこに気をとられてしまいがちになるのを必死に修正していた。ここでも出てきた謎の小さな自分ルール。