パリにやってきたユロ、ガラス張りの超高層ビルが立ち並ぶ街並みと化したなれないパリ市街でアメリカの団体旅行客らと共に右往左往。

アメリカから観光で来ていたバーバラと何度かすれ違い、夜会にたまたま居合わせバーバラとユロはダンスを踊る。

映画の中の超高層ビルや空港、博覧会場、アパート、オフィスはほとんどがセットというのも驚きですが、「タチ・ヴィル」と呼ばれたこれらは、再利用の希望もかなわず取り壊されたってゆうからまたまたびっくりする。


頭からやや暫く誰にフォーカスしていいのかわからないシーンが続きちょっとだけユロ氏が映り、その後バーバラの「重要人物ですよ」というシーンがありやっと理解。

そのあとは、もう一瞬でも目を離してしまったら何か面白く素敵なシーンを見逃してしまうのではないかと、勿体無いという感情が混じり画面から目が離せなくなる。

そんな風に作品に身を委ねて観ていたのですが、人々の乗ったバスが発車するシーンでバスが逆に進んでいる錯覚に陥る箇所がありコレには、ハッとし現実に引き戻される。好きなシーンの1つ。



この映画は、主要人物以外にも沢山の人々が出てきては、消えていく。
まるで街中を歩いているかのよう。

「あの人のあの靴可愛いなー」
「え?どの人⁇」
「ほら、あそこに座ってる犬連れてる女性」
「あ、本当だ。可愛い靴だね」

って、こんな会話がこの映画でも出来る。
観ている人によってフォーカスする人物や事柄は変わると思う。
全ては計算し尽くされた色々な事柄。
ビルのガラスに映り込むエッフェル塔。沢山の偽物ユロさん。背もたれの跡がついた背中。アメリカ人の花のついた帽子…etc

春の休日。午前中に散歩してたら信号待ちの向かい側のハットを被り傘を持っているおじさんを見て
「ユロおじさんみたいだね。」
「ほんとだね。」
みたいなのが、さしあたってのわたしの夢ですね。
(朝5時に起きて観ていたので、おかしな妄想もお許しください)

いい映画を観たとき。遊びの時間。
夢のあとさき。