終始可愛らしい映画だったなぁ。

無人島で助けを求める青年、ハンク。
しかし、いくら待っても助けは来ず、絶望して自ら命を絶とうとした時、波打ち際に男のしたいを発見する。
その死体からガスが出ており、浮力を持っている事に気がつく。
ハンクはその死体にまたがり、無人島脱出を試みる。

映画のハイライトともいうべきシーンがこんなに早く出てくると思っていなくて不意打ちを食らった感じもしたのですが、この映画のハイライトはまだまだあった。

最初の方は「くだらないぁ」というような男子学生を見るような笑いがわたしの中にずっとあったのですが、どこからか2人の優しい友情に泣きそうになっている自分がいてびっくりした。




映像と音楽の相性がよく、とても惹きつけられる。
パンフレットを読んでなるほど、もともとMVの監督コンビだったのね。

ポール・ダノとダニエル・ラドクリフは実際に友達ということでスクリーンに映し出されるハンクと死体の友情には嘘がなく見える。
ただ、いわゆゆ「内輪ネタで盛り上がっているソレ」ではなくとことんエンターテイメント。そして、奇想天外な発想がとことんおバカ(笑)



以前ジャック・タチの映画をいとうせいこうさんが《「一生懸命に頑張った人が報われました」とか「ある人が不治の病にかかって亡くなった」というような一本調子の物語に感動する人には、タチの世界は全くわからないと思う。
「どうしても物事を斜めから見ちゃう」とかそういうコンプレックスがある人は観ると理解できると思う》と言っている。

この映画もまさにそんな感じだと思う。


パンフレットはインタビューや対談もあり結構充実した内容で満足。

本編のセリフでNetflixが出てくる。
おそらく、すぐに配信になるんじゃないかなぁと予想している・・・(笑)