NYのメッツ球場にある「ホームランアップル」

と呼ばれるシンボル的なものに
グラフィティを残してやろう!
と、意気込むマルコムとソフィア。
しかし、球場に入るためには500ドルを集めなければならない。
その資金集めに奔走するグラフィティに命懸けの少年少女の物語。
(ここの「命懸け」は、子供が親に言う「一生のお願いだから!ね?」に近いニュアンスとお考えてください。)少年少女の物語。

結論からいうと、何も起こりません。
劇的な出来事や、成功なんてものはありません。

ただひたすらNYのストリートで、お金を集めるという話。
そして、お金も集まったら取られるという「取って取られて」の堂々巡り。
この映画のタイトル「Gimme The Loot」の意味も「お金をくれ」と、まぁ本当そのまま。



この「NY」と「グラフィティ」と聞くと、HIPHOPガンガンの、のし上がり系の映画かと思いがちですが、
(そう思う人が大半だから評価が低いのかな?)

「NY」と「グラフィティ」でも、ストリートはストリート。
劇的に変わることなんてなくて。
気持ちはHIPHOPでも、雰囲気はマーヴィン・ゲイのようなオールドな哀愁が漂う映画でした。
実際に曲もかなりかっこよかった。

日本は未公開らしく2012年と少し前なのですが、「ムーンライト」の影響もあってか、
今までのいわゆる「黒人映画」とは違う種類の映画を観られるようになることが嬉しかった。